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19世紀の香水瓶。
とても珍しいブラックガラスにホワイトの被せガラスを施し、カット装飾そしてハンドペイントで天使と花絵を描いた香水瓶です。スタイルとしては典型的なボヘミアの1860年代〜1880年代頃のスタイルで、被せガラスにカメオ彫り(エッチングではない)を施した凝った作りです。特に珍しいのがブラックガラスを使用しているところです。19世紀に作られたブラックガラスとしては1820年代に南ボヘミアのブクオイ工房で作られ広まったブラック・ハイアライトガラスが知られています。このブラックガラスは中国漆器をガラスで表現するために作られましたが、すぐに広まり様々な工房で作られるようになりました。とはいえ、ブラックガラスは珍しく、特にこのような白のオパーリンガラスを被せたものはなかなか見かけません。
天使と花の絵はこの時代の流行モチーフです。
成形は吹きガラス、被せガラス、カット装飾によるものです。
年代/PERIOD | 19世紀後半(1860年代頃) |
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刻印 /MARK | なし |
状態/CONDITION | 良好(金彩スレ、ストッパー多少の傷あり) |
サイズ/SIZE | 高さ 10cm 直径 5.2cm |
※状態についてはコンディション(商品状態)についてをご覧ください。