この商品のキーワード
18世紀のガラス製プレート。
フランス(もしくはボヘミア)で製造されたお品です。型吹きにより凹凸のある形状をつくり、中央部分にカット装飾、縁周りにエングレーヴィング装飾を施したお品です。吹きガラスにより大きな平らなお皿を作るのは技術が必要であり、こちらは直径26cmとかなり大きさのある皿にも関わらず綺麗に製造されております。中央の円形と線状を交互に彫るカット装飾はボヘミアの得意とするカット装飾ですが、フランスではボヘミアンガラスの流行の影響でボヘミア風のガラス(ファソン・ド・ボエム)が製造され、その可能性が高いお品です。周りのエングレーヴィング装飾は拙さをかんじさせるものの、当時の流行したデザインのパターンです。
同様のガラスプレートはフランスのイル=ド=フランス、オーブ県、フランス東部で同型、北ボヘミアのハラフ工房に類例がございます。
年代/PERIOD | 1780年代頃 |
---|---|
刻印 /MARK | なし |
状態/CONDITION | 良好(経年の擦れございます) |
サイズ/SIZE | 高さ 3.5cm 直径 26cm |