フランス(もしくはボヘミア) ガラスプレート 1780年代頃

55,000円(税込)

商品説明

18世紀のガラス製プレート。

フランス(もしくはボヘミア)で製造されたお品です。型吹きにより凹凸のある形状をつくり、中央部分にカット装飾、縁周りにエングレーヴィング装飾を施したお品です。吹きガラスにより大きな平らなお皿を作るのは技術が必要であり、こちらは直径26cmとかなり大きさのある皿にも関わらず綺麗に製造されております。中央の円形と線状を交互に彫るカット装飾はボヘミアの得意とするカット装飾ですが、フランスではボヘミアンガラスの流行の影響でボヘミア風のガラス(ファソン・ド・ボエム)が製造され、その可能性が高いお品です。周りのエングレーヴィング装飾は拙さをかんじさせるものの、当時の流行したデザインのパターンです。

同様のガラスプレートはフランスのイル=ド=フランス、オーブ県、フランス東部で同型、北ボヘミアのハラフ工房に類例がございます。



参考文献 Bibliography
『Verre d'usage et de prestige France 1500-1800』(Jacqueline Bellanger)P.455に同型プレート掲載。
『From Neuwelt to the Whole World / 300 Years of Harrach Glass 』(Jan Mergl,2012)P42とP53に1780年代におけるガラスプレート類例掲載。
英国ヴィクトリア&アルバート美術館類例品所蔵(https://collections.vam.ac.uk/item/O3101/dish/)





年代/PERIOD1780年代頃
刻印 /MARKなし
状態/CONDITION良好(経年の擦れございます)
サイズ/SIZE高さ 3.5cm 直径 26cm


その他の詳細情報

販売価格 55,000円(税込)