救いや将来への希望を表す擬人像。キリスト教的文脈では錨が重要な持物です。

ICONOLOGIA · 1603年版の原図

希望 — Speranza・1603年版原本469頁
希望 — Speranza
花冠の女性が翼ある子に授乳する型。錨を持つ希望像とは別の型で、続く原本470頁にこの図の記述があります。
Cesare Ripa, Iconologia, Roma: Lepido Facij, 1603, p. 469。Duke University Libraries所蔵/Internet Archive公開スキャン。Public Domain。
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見分け方

女性像に添う錨。持物は単独ではなく、祈りの姿勢や宗教的な構成と合わせて読みます。

意味と歴史

スロヴェニア国立美術館のMaes《希望の寓意》は、幼児が支える錨を「ヘブライ人への手紙」6:19の魂の錨と結び付けています。

鑑賞・記述の手掛かり

錨のある装飾では、希望という読みの候補に加え、船舶・海上交易の主題かを確認します。

混同しやすい点

錨は安全・恒常などにも使われます。ジョルダーノの《正義の寓意》ではSecurityの持物です。

出典・参照箇所

出典確認:2026年9月20日。鑑賞・記述の手掛かりは、資料に基づく本辞典の編集上の助言です。