近世ヨーロッパが世界をヨーロッパ・アジア・アフリカ・アメリカの四つとして擬人化した主題。

Asia, from Allegories of the Four Continents
Fulda Pottery and Porcelain Manufactory《Asia, from Allegories of the Four Continents》、1781–88。The Metropolitan Museum of Art, 59.208.7。Gift of Estate of James Hazen Hyde, 1959。 所蔵作品の詳細/Open Access・Public Domain。

ICONOLOGIA · 1603年版の原図

ヨーロッパ — Europa・1603年版原本333頁
ヨーロッパ — Europa
冠、神殿模型、馬、武器、豊穣の角を伴います。四大陸の序列化を含む当時のヨーロッパの表象です。
Cesare Ripa, Iconologia, Roma: Lepido Facij, 1603, p. 333。Duke University Libraries所蔵/Internet Archive公開スキャン。Public Domain。
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アジア — Asia・1603年版原本335頁
アジア — Asia
花や植物の冠、香炉、駱駝を伴います。図下の本文は次のAfricaの項目に移っているため、画像上の見出しで同定しています。
Cesare Ripa, Iconologia, Roma: Lepido Facij, 1603, p. 335。Duke University Libraries所蔵/Internet Archive公開スキャン。Public Domain。
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アフリカ — Africa・1603年版原本337頁
アフリカ — Africa
象頭の被り物、蠍、獅子、蛇、穀物の角。地域の客観的な描写ではなく、リーパの時代の寓意的な類型です。
Cesare Ripa, Iconologia, Roma: Lepido Facij, 1603, p. 337。Duke University Libraries所蔵/Internet Archive公開スキャン。Public Domain。
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アメリカ — America・1603年版原本338頁
アメリカ — America
羽根飾り、弓矢、爬虫類、人の頭部を足元に置く表現。植民地時代の他者像を含む史料として読みます。
Cesare Ripa, Iconologia, Roma: Lepido Facij, 1603, p. 338。Duke University Libraries所蔵/Internet Archive公開スキャン。Public Domain。
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見分け方

衣装、動物、植物や道具の異なる四人組。女性像のほか、子供の姿に置き換えられる場合もあります。

意味と歴史

Metのフルダ《アジア》(1781–88年)は磁器小像の実例です。1786年図案のボーヴェ製タピスリーについて、同館はヨーロッパ中心の権力表象を解説します。

鑑賞・記述の手掛かり

一組の像は、各人物だけでなく序列・配置・対応する動物も記録します。工芸品が当時の世界観を伝える例として読めます。

混同しやすい点

当時のヨーロッパの想像・類型化を含む表現で、各地域の人々や文化の客観的な描写ではありません。

出典・参照箇所

出典確認:2026年9月20日。鑑賞・記述の手掛かりは、資料に基づく本辞典の編集上の助言です。