Chelsea Porcelain Manufactory

1744年頃–1784年(Metの工房年代) / ロンドン、チェルシー

The Metropolitan Museum of Art 小鳥(フィンチ) 2014.565
小鳥(フィンチ) / ca. 1745
The Metropolitan Museum of Art · 2014.565
Public Domain / CC0 · 所蔵館の作品記録
Purchase, Mercedes T. Bass Gift, in honor of Mrs. Charles Wrightsman, 2014

1744年頃、ロンドン郊外のチェルシーに成立した高級軟質磁器窯です。メトロポリタン美術館の解説は、銀細工師・デザイナーであるニコラ・スプリモンを中心人物とし、シャルル・グーアンも初期の設立に関与したとしています。器形や浮彫装飾には、スプリモンの銀工芸の経験が反映されています。

同館は初期の三角印期を1745〜1749年とし、1750年の再開時には小さな円形台の上に浮き上がる錨印が採用されたと説明しています。ただし、窯印の変更時期と素地・釉薬の配合変更は一致しません。印の区分だけを素材技術の区分と見なさないことが大切です。

窯印の見方

紹介写真の小鳥像は三角印期に位置付けられていますが、作品自体は無印です。三角印が写っている写真ではありません。錨印や三角印の画像として転用しないでください。

窯印の歴史・年代

1745–1749年(Metの区分) 印による時代区分

三角印期

初期の区分。すべての作品に三角印があるわけではなく、掲載したフィンチ像は無印。素地の変更と印の変更も必ずしも一致しない。

1759–1769年(Metの区分) 印による時代区分

金錨印期

Metが用いるGold Anchor Periodの範囲。1765年頃の台皿と「音楽の稽古」には金の錨の記録がある。

説明・記録の出典

この窯の窯印・文字記録