シュルシェール【フランス】帝政様式コーヒーポット 1800年初頭

33,000円(税込)

商品説明

フランスアンティークのコーヒーポットです。

1800年初頭を代表する工房であるシュルシェール(Schoelcher)のお品です。
当時流行していた帝政様式のデザインで、蓋、本体上部、下部には当時の特徴的な部分的にビスク(無釉)になった造形の見事な装飾が施されています。
形状は当時の流行で、後世になってもコピーされた帝政様式の定番スタイルです。

【マルク・シュルシェール / Marc Schoelcher】
1766年、農夫の息子として生まれる。パリの有力工房ルシンガー&ロクレの工房で働き、1798年にフォブール=サン=ドニ通りの磁器工房を買収した。1806年に妻のヴィクトワールに財産分与を求められ、1810年で製造中止、その後1823年に工房は売却された。別にあった店舗での販売と絵付け事業は続けられ、博覧会で賞を受賞するなど活躍した。1828年に息子のヴィクトールが加わり、ヴィクトルは新たな販路拡大のためメキシコとキューバ、アメリへカ渡った。そこで目にした奴隷制度を目の当たりにし、奴隷制度廃止運動をするようになった。1832年、マルクは死去、1834年に事業は廃止され、ヴィクトルは政治活動に力を入れた。ヴィクトルはその後、フランス植民地における奴隷制度廃止運動を尽力し、1848年の奴隷制廃止政令の制定に至った。



年代1800年初頭
刻印Schoelcher
状態コンディションc蓋に欠け、つまみに修復あり、本体は金彩スレあり
サイズ高さ 27cm 注ぎ口からハンドルまで 21cm

※状態についてはコンディション(商品状態)についてをご覧ください。



シュルシェール

帝政期を代表する工房の1つであるシュルシェール。非常に優れた技術があった工房です。



部分的に無釉のビスクを用いる手法は当時流行したスタイルです。非常に細やかな装飾で、このような細かさは後世ではまず見られません。

シュルシェール2



その他の詳細情報

販売価格 33,000円(税込)