セーヴル 矢車菊文カップ&ソーサー 1783年

330,000円(税込)

商品説明

フランス最高峰の磁器工房であるセーヴル窯(sevres、セーブル)のカップ&ソーサー。

細密に矢車菊を散らした当時のセーヴルらしいデザイン。細やかな矢車菊に加え、その周りにこれまた細やかな金彩ドットが描かれています。それをボーダーに仕上げたデザインは非常に斬新で、セーヴルが得意としていました。


絵付師はAntoine Buteux(1759年〜167年と1773年〜84年まで花絵付師・金彩師として活動)です。

こちらは硬質磁器製。1768年にフランス国内(リモージュ近郊)でカオリンが発見されると、セーウルでは1769年には硬質磁器が製造されるようになりました。


【セーヴル / Sevres】
1738年、デュボワ兄弟によりヴァンサンヌ窯が開かれる。これがセーヴル窯の前身である。1745年には「ザクセンと日本風」磁器製造の独占権を得る。1756年にポンパドール夫人の庇護の下、セーヴルへと移転した。もともとはマイセンを参考にしたが、一流の技術者たちにより瞬く間にヨーロッパでも随一の磁器ブランドとなった。ラピスラズリの色合いを再現した独特なブルーの色合いは他の追随を許さないほど美しいものである。18世紀のころは軟質磁器がほとんどであったが、1769年、リモージュにてカオリン発見、硬質磁器の製造に成功し、次第に硬質磁器へと移行された。ブロンニャールの時代には帝政様式の特に優れた製品を遺した。現在でも国家のために優れた作品を製造している。



年代/PERIOD1783年
刻印 /MARKあり、装飾サイン、陰刻あり
状態/CONDITION良好(ソーサー金彩スレ多少あり)
サイズ/SIZEカップ高さ 5.8cm 直径 5.6cm ソーサー直径 12.3cm

その他の詳細情報

販売価格 330,000円(税込)