Derby / Royal Crown Derby

18世紀中頃〜(工場・会社ごとの変遷あり) / ダービー

The Metropolitan Museum of Art 把手付き花瓶 2018.62.131
把手付き花瓶 / 1885
The Metropolitan Museum of Art · 2018.62.131
Public Domain / CC0 · 所蔵館の作品記録
Gift of Helene Fortunoff and Robert Grossman, 2017

ダービーの歴史では、ウィリアム・ドゥーズベリ父子の時代を含む旧工場と、19世紀後半の新会社を区別する必要があります。メトロポリタン美術館の解説では、旧工場は1750〜1848年に操業し、閉鎖後に元職工たちがキング・ストリートで型と文様を引き継ぎました。

1876年頃には別会社がオズマストン・ロードに設立され、約2年後に商業生産を開始。1890年に「Royal Crown Derby」の称号が認められ、1935年にはキング・ストリートの工場を買収しました。18世紀以来の日本趣味の文様に加え、盛り上げ金彩やペルシア趣味の装飾を施した器が作られました。

窯印の見方

1885年・1886年の実物例を掲載しています。各年次記号は所蔵館の記録に基づきます。販売店名や旧蔵者のラベルも併存するため、すべてをメーカー印として読み取らないでください。

窯印の歴史・年代

1885 作品の年代

DERBY CROWN 王冠 1885

1885年の把手付き花瓶の底面。館は12個の点を持つ王冠のメーカー印と、その下の1885年の年次記号を記録しています。1890年のRoyal称号取得前の作品例です。

1886 作品の年代

W. P & C. PHILLIPS OXFORD St LONDON 王冠

1886年の蓋付き壺の底面。館によると1886年の年次記号を伴うメーカー印の周囲に、W. P & C. PHILLIPS / OXFORD St LONDONの販売店表示があります。貼付されたZorensky Collectionのラベルは旧蔵者情報で、窯印ではありません。

1890年 年代判定上の注意

Royalの称号

ダービーは1890年にRoyalの称号を得る。1885年の印に後年のRoyal表記を補わない。

説明・記録の出典

この窯の窯印・文字記録