中欧の陶磁器には、ライン地方の炻器、宮廷を彩った白い磁器、世紀末の装飾陶器という異なる流れがあります。硬質磁器の展開では1710年創設のマイセン、1718年創設のウィーンが大きな節目となり、その後は各地の窯が独自の器形や人形を生み出しました。

この辞典では現在のドイツ、オーストリア、チェコの歴史的地域ボヘミアを分け、窯・工房・産地と経営期を紹介します。ウィーンを3項目に分けるのは、その歴史上の変化を読み取るためです。作品写真の年代はその作品の制作年代であり、同じ意匠や窯印の使用期間全体を表すものではありません。

出典・所蔵品記録