パリにあった絵付け工房であり、陶磁器やガラスなど販売した小売店でもある。ルイ・マリー・フランソワ・リウレ(Louis Marie Francois Rihouet)がアルブルセック通りにて1818年に設立。リウレもともとオルレアン公に仕えていた一族であり、早くからオルレアン公ルイ・フィリップ(1830年よりフランス国王)に陶磁器を収めており、1824年には王室へ納める陶器メーカーとして任命された。1830年、ラペ通りに移転、ルロゼイ(Lerosey)とも提携した。
詳しい解説
リウエの事業は、白磁に装飾を施す絵付け工房と、作品を販売する店舗の両面から見ることができます。書籍は少量の注文品を紹介し、立体的な卓上飾りや、人物を描いた皿などに触れています。通常の食器だけでなく、注文主の好みに応じた特別な器を提供する仕事も含まれていました。
署名には「Rihouet」の名、王室に関わる肩書、ラ・ペ通りの住所や番地を含むものがあり、ルロゼイの名と住所を記す例も掲載されています。ただし、同じ通りの住所には変化があり、署名にある販売・装飾の場所と素地の製造場所は一致するとは限りません。名前だけでなく全文の銘と番地を記録し、器形、金彩、描かれた人物や文様を比べることが、個々の作品の位置付けを考える助けになります。
詳しい解説の出典
- Geneviève Le Duc et Henri Curtil『Marques et signatures de la porcelaine française』、Éditions Charles Massin、印刷116頁