出典:メトロポリタン美術館

ホットウォーターサーバー 1798年~1809年
Jean-Baptiste-Claude Odiotによる作品。オディオはナポレオンの御用達であった。

フランス革命の間、粗悪な銀器が出回るようになり、総裁政府はフランス革命中の1797年11月9日に新法律(LOI DU 19 BRUMAIRE AN VI)を定めた。これにより銀器には鶏の刻印が押されるなど、この法律により上記のスタンダードやポワンソン(刻印)についての様々なルールが決められ、近現代フランスの金銀細工における刻印の基礎となった。宝飾では1780年創業のショーメ(Chaumet)、銀細工ではオディオ(Odiot)が活躍、王室へ多く収めた。

出典:メトロポリタン美術館

カップ&ソーサー 1810年頃
パリにあったダゴティ窯の製品。エジプトモチーフのデザイン。

【帝政様式で活躍した工房】
・セーヴル、シュルシェール、ダルト兄弟、ナストなど

フランス革命により貴族社会は大きな変革があり、それに伴い多くの工芸品が失われた。イギリスに比べるとフランスの18世紀のアンティークが少ないのはこの影響が多いといわれている。一方、帝政期応用美術は非常に高水準にあり、磁器では最盛期といえる。

【参考文献】
『フランス王家3人の貴婦人の物語展』(TBS、2001年)

『Porcelain of Paris 1770-1850』(Walker and company、1972年)

『Les poinçons français d’Or, d’Argent et de Platine de 1275 à nos jours』(VIAL)