深い切れ込みのある葉を様式化した装飾。植物の写生と同一ではありません。
見分け方
中央の葉脈から左右へ葉片が分かれ、先端が巻いたり反り返ったりします。
意味と歴史
Metのルネサンス教材は、古代ギリシャとルネサンスでの装飾使用を挙げています。額縁研究書も葉から導かれた様式化形として定義します。
鑑賞・記述の手掛かり
葉片の配列、先端の反転、彫りの深さを比較します。植物名の一致より、どのように器面や部材へ収めているかが様式比較に役立ちます。
混同しやすい点
アカンサスがあるだけでは制作年代を決められません。復古的な装飾にも使用されます。
出典・参照箇所
- The Met:Art of the Renaissance — A Resource for Educators — 美術館教育出版物/Glossary:Acanthus、Cartouche/該当見出しの検索取得本文確認
- The Met:Italian Renaissance Frames — 美術館研究出版物/p.107 Glossary・Cassetta Frameの文様図/該当頁の検索取得本文確認(PDF全体未通読)
出典確認:2026年9月20日。鑑賞・記述の手掛かりは、資料に基づく本辞典の編集上の助言です。
原典を読む:植物と図案を比較する
図版21–23は自然の葉と図案化された葉を段階的に示します。切れ込みの深さだけでなく、中央の葉脈、先端の反り、左右の裂片がどう重なるかを比較すると、アカンサスらしさを説明しやすくなります。
A HANDBOOK OF ORNAMENT · 原典図版

原典のページ全体。複数の図例を含みます。本文の図版番号と各図の番号を照合してください。
Franz Sales Meyer, A Handbook of Ornament, Fourth American Edition(年記なし/目録 [1892?]), 図版21。University of California Libraries/Internet Archive。Public Domain。
原本で拡大する · 権利表示
Meyerは装飾上の造形の豊かさを重視しています。ただし同書の「象徴的意味はない」という断言を、あらゆる時代の作品へ広げることはしません。
- Franz Sales Meyer, A Handbook of Ornament — The Akanthos Leaf — Fourth American Edition、図版 21–23 と同見出しの解説。年記なし/提供元目録 [1892?]。
原典解説の確認:2026年9月23日。歴史的な図案集の記述と、本辞典の鑑賞上の助言を分けて紹介しています。