分岐・反復する植物曲線を主体とした装飾。呼び方の範囲は地域と文献によって異なります。
見分け方
蔓や葉が互いに連結して反復し、面を秩序立てて覆います。人物混成のグロテスクとは重点が異なります。
意味と歴史
Metのイスラーム美術解説は10~12世紀の抽象的植物文様の発達と、16世紀ヨーロッパでの展開を説明しています。
鑑賞・記述の手掛かり
「唐草」「アラベスク」の語を使う際は、どの地域のどの構成を指すかを添えます。単なる渦巻や植物の写生と区別します。
混同しやすい点
植物の反復すべてに宗教的・宇宙論的な意味があるとは限りません。個別の用途と研究を確認します。
出典・参照箇所
- The Met, Department of Islamic Art:Vegetal Patterns in Islamic Art, 2001年 — 美術館研究解説/植物文様の展開・象徴解釈に関する留意点/掲載本文確認
出典確認:2026年9月20日。鑑賞・記述の手掛かりは、資料に基づく本辞典の編集上の助言です。