酒と祝祭の神。従者を伴う酒宴や行列の場面に登場します。

見分け方

葡萄の冠、豹などの動物、サテュロスやマイナスの一行。年老いたシレノスが加わる場合もあります。

意味と歴史

ティツィアーノ《バッカスとアリアドネ》(1520–23年)は、オウィディウスとカトゥルスに関わる物語を描く作例です。

鑑賞・記述の手掛かり

杯の葡萄文を見る際は、植物だけの装飾か、人物や従者を伴うバッカス的主題かを分けます。

混同しやすい点

葡萄があるだけでバッカスの祭礼とはいえません。実用品の用途に適した植物装飾という可能性もあります。

出典・参照箇所

出典確認:2026年9月20日。鑑賞・記述の手掛かりは、資料に基づく本辞典の編集上の助言です。

原典を読む:葡萄だけでなく蔦も見る

Meyerの葡萄・蔦の節は、葉冠、杖、酒器を一組として読む資料です。葡萄の実房の有無だけで判断せず、蔦の葉や杖、伴う人物と合わせると、バッカスの一行と一般的な植物装飾を比較できます。

A HANDBOOK OF ORNAMENT · 原典図版

The Vine:Meyer原典 図版30
The Vine
原典のページ全体。複数の図例を含みます。本文の図版番号と各図の番号を照合してください。
Franz Sales Meyer, A Handbook of Ornament, Fourth American Edition(年記なし/目録 [1892?]), 図版30。University of California Libraries/Internet Archive。Public Domain。
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植物は持物の一つであり、単独では人物の同定を完了できません。図版の引用が、ある陶磁器工房の直接の図案源だったことを意味するわけでもありません。

原典解説の確認:2026年9月23日。歴史的な図案集の記述と、本辞典の鑑賞上の助言を分けて紹介しています。