美という抽象概念を擬人化した像。美しい女性一般とは区別します。

ICONOLOGIA · 1603年版の原図

美 — Bellezza・1603年版原本41頁
美 — Bellezza
雲に隠れた頭部、放射する光、百合、球とコンパス。本文で説明した1603年版の型です。
Cesare Ripa, Iconologia, Roma: Lepido Facij, 1603, p. 41。Duke University Libraries所蔵/Internet Archive公開スキャン。Public Domain。
原本で拡大する · 権利表示

見分け方

リーパ1603年版では、雲に隠れた頭、身体を包む光、百合、球とコンパスが特徴です。

意味と歴史

同版の説明は美を神的な光と結び付ける一方、球とコンパスを尺度・比例の表象として扱っています。

鑑賞・記述の手掛かり

図案や版画の人物を調べる際には、外見の美しさより、手にある道具と頭部の表し方が有効な手掛かりになります。

混同しやすい点

百合を持つだけで「美」ではありません。リーパの規定は一つの図像伝統で、すべての作品への判定表ではありません。

出典・参照箇所

出典確認:2026年9月20日。鑑賞・記述の手掛かりは、資料に基づく本辞典の編集上の助言です。