果実や穀物などを満たした角形容器。充足や豊かさを示す持物です。
見分け方
先細りに曲がる角、その広い口からあふれる果実や穂。空の角や吹奏用の角とは中身で区別します。
意味と歴史
リーパ1603年版の豊穣像が持ちます。ジョルダーノ《正義の寓意》では報償の人物から恩賞があふれる容器として使われます。
鑑賞・記述の手掛かり
単独の縁飾りと、人物の持物を区別します。持っている主体や中身を見れば「豊穣」以外の意味も検討できます。
混同しやすい点
この持物があるだけで人物名は確定しません。フォルトゥナなどにも用いられます。
出典・参照箇所
- ピサ大学 LIMES:Abbondanza 1603 — 一次史料の大学翻刻/Descrizione (Ripa 1603)/掲載本文確認
- National Gallery:Luca Giordano, Allegory of Justice, 1680年代初頭、NG6633 — 美術館作品解説/Justice、Fame、Securityの持物を解説/掲載本文確認
出典確認:2026年9月20日。鑑賞・記述の手掛かりは、資料に基づく本辞典の編集上の助言です。