卵鏃文の形態模式図
形を比較するための模式図/史料の複製ではありません

卵形と矢先状の細い形を交互に並べる縁装飾。

見分け方

丸みを帯びた卵形、周囲の枠、間に入る尖った形。表面の連続した起伏が特徴です。

意味と歴史

南フロリダ大学の教材は、古代ギリシャのイオニア式柱頭とローマでの使用を説明します。後世の額縁にも応用されました。

鑑賞・記述の手掛かり

楕円が並ぶだけの帯と区別し、卵形の間の要素を確認します。細部が摩耗した器物では、斜めからの観察が役立ちます。

混同しやすい点

卵=誕生、矢=死という固定的な象徴解釈を、この形だけに付与しません。

出典・参照箇所

出典確認:2026年9月20日。鑑賞・記述の手掛かりは、資料に基づく本辞典の編集上の助言です。

原典を読む:卵形と間の尖った要素

図版100は卵形と、その間の尖った形、葉形の縁取りを比較する資料です。卵形を囲む輪郭と、尖った要素が上か下のどちらから伸びるかを見ます。

A HANDBOOK OF ORNAMENT · 原典図版

The Enrichment of other Mouldings:Meyer原典 図版100
The Enrichment of other Mouldings
原典のページ全体。複数の図例を含みます。本文の図版番号と各図の番号を照合してください。
Franz Sales Meyer, A Handbook of Ornament, Fourth American Edition(年記なし/目録 [1892?]), 図版100。University of California Libraries/Internet Archive。Public Domain。
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Meyerは葉の変形として説明していますが、これは同書の理論です。同書が後代の形を「誤解」などと評価する箇所は、そのまま現代の解説には引き継ぎません。

原典解説の確認:2026年9月23日。歴史的な図案集の記述と、本辞典の鑑賞上の助言を分けて紹介しています。