細い軸や蔓の周りに、人物・動物・植物・小建築などを非現実的に組み合わせる装飾。
見分け方
軽い骨組、左右に広がる蔓、異種の生物や器物の結合。余白も構成の一部になります。
意味と歴史
Metの装飾版画研究は、ネロのドムス・アウレアの地下状空間で再発見されたローマ壁画に名称と復興の背景を求めています。
鑑賞・記述の手掛かり
「不気味な顔」一つを指す語としてではなく、面全体の配置や混成の構造を読みます。版画は器物へ図案を伝える比較資料になります。
混同しやすい点
日常語の「異様な・醜怪な」と、美術史上の装飾名は意味が異なります。
出典・参照箇所
- The Met:Renaissance Ornament Prints and Drawings — 美術館研究出版物/序論のgrotesqueの歴史/武具装飾版画の記述/該当箇所の検索取得本文確認(PDF全体未通読)
出典確認:2026年9月20日。鑑賞・記述の手掛かりは、資料に基づく本辞典の編集上の助言です。
原典を読む:人・動物・植物の接続を見る
Meyer図版66と本文は、人の胴が魚の尾や植物へ移るような混成の形を扱います。どの部分で生物の種類が変わるか、左右の像が軸を挟んで対応するかを記述すると、単に奇怪な模様という説明を超えられます。
図案集の怪物という分類と、装飾全体を指すグロテスクの用法を分けます。顔だけのマスカロンと、画面全体の構成も同一ではありません。
- Franz Sales Meyer, A Handbook of Ornament — The Grottesque — Fourth American Edition、図版 66 と同見出しの解説。年記なし/提供元目録 [1892?]。
原典解説の確認:2026年9月23日。歴史的な図案集の記述と、本辞典の鑑賞上の助言を分けて紹介しています。