ギヨシェ文の形態模式図
形を比較するための模式図/史料の複製ではありません

帯や曲線が互いに絡み、輪を連続させる装飾文様。

見分け方

二本以上の帯の交差、繰り返す輪、場合によって輪の中に花形や珠。

意味と歴史

Gettyのフランス銀器研究では蓋付き碗の縁をguillocheと記述します。額縁研究でも帯状文様として扱われます。

鑑賞・記述の手掛かり

銀器では「ギヨシェ状の縁飾り」と形を記述し、機械彫りか鋳造かなどの製法は別に確かめます。

混同しやすい点

機械彫りのギヨシェ技法と、文様としてのguillocheは同じ意味ではありません。名前だけで工程を判定しないでください。

出典・参照箇所

出典確認:2026年9月20日。鑑賞・記述の手掛かりは、資料に基づく本辞典の編集上の助言です。

原典を読む:交差の順序と目状の空間

Meyer図版86–90の組紐帯では、線が上と下を交替して通る仕組み、目状の空間、色や溝で交差を表す方法を比較できます。表面の線を一本ずつ追い、周期を確認することが見分ける手順です。

A HANDBOOK OF ORNAMENT · 原典図版

The Interlacement Band:Meyer原典 図版86
The Interlacement Band
原典のページ全体。複数の図例を含みます。本文の図版番号と各図の番号を照合してください。
Franz Sales Meyer, A Handbook of Ornament, Fourth American Edition(年記なし/目録 [1892?]), 図版86。University of California Libraries/Internet Archive。Public Domain。
原本で拡大する · 権利表示

原典のInterlacementは広い分類です。機械で彫るギヨシェ加工の全てを、この組紐帯の図版から説明できるわけではありません。

原典解説の確認:2026年9月23日。歴史的な図案集の記述と、本辞典の鑑賞上の助言を分けて紹介しています。