公正な判断と処罰の権能を示す擬人像。天秤と剣が代表的な持物です。
見分け方
女性、天秤、剣。目隠しの有無だけでは同定できず、開眼した正義像もあります。
意味と歴史
サルヴィアーティ《正義》(約1559年、NG3942)では、天秤と剣を持つ人物が獅子の間に座ります。ジョルダーノの例ではダチョウが加わります。
鑑賞・記述の手掛かり
メダルや装飾画の天秤は、周囲の剣、銘文、対となる徳目と合わせて読みます。動物は地域や注文主の意味を重ねる場合があります。
混同しやすい点
天秤は計量道具としても描かれます。道具の一致だけで人物像や主題の一致を決めないでください。
出典・参照箇所
- National Gallery:Giuseppe Salviati, Justice, 約1559年、NG3942 — 美術館作品解説/About the work・Key facts/掲載本文確認
- National Gallery:Luca Giordano, Allegory of Justice, 1680年代初頭、NG6633 — 美術館作品解説/Justice、Fame、Securityの持物を解説/掲載本文確認
出典確認:2026年9月20日。鑑賞・記述の手掛かりは、資料に基づく本辞典の編集上の助言です。