フランス革命

フランス革命

1789年、バスティーユ牢獄襲撃事件を始まりとして、フランス革命が起こった。フランスはアメリカ独立戦争への出費もあり深刻な財政難だったことや、アンシャン・レジームに対する批判が背景にあった。1799年、ナポレオン・ボナパルトが執政政府を樹立、1804年には皇帝となった。このフランス革命の混乱の中で、没落する貴族も多く、庇護していた窯は廃止になったり、銀器が溶かされるなど工芸分野に大きな影響があった。一方で、ナポレオンの帝政時代は新たな文化の始まりでもあった。


金銀細工の新法律

フランス革命の間、粗悪な銀器が出回るようになり、総裁政府はフランス革命中の1797年11月9日に新法律(LOI DU 19 BRUMAIRE AN VI)を定めた。これにより銀器には鶏の刻印が押されるなど、この法律により上記のスタンダードやポワンソン(刻印)についての様々なルールが決められ、近現代フランスの金銀細工における刻印の基礎となった。宝飾では1780年創業のショーメ(Chaumet)、銀細工ではオディオ(Odiot)が活躍、王室へ多く収めた。

出典:メトロポリタン美術館

ホットウォーターサーバー 1798年〜1809年

Jean-Baptiste-Claude Odiotによる作品。オディオはナポレオンの御用達であった。


帝政様式

ナポレオンの第一帝政時代から、この時代に流行した芸術様式を帝政様式(エンパイア、アンピール)と呼ばれるようになる。新古典主義の流行もあり、荘厳で重厚であり、シンメトリーなデザインが特徴である。また、ナポレオンはエジプト遠征を行った関係で、エジプトモチーフの図柄も流行した。

出典:メトロポリタン美術館

カップ&ソーサー 1810年頃

パリにあったダゴティ窯の製品。エジプトモチーフのデザイン。

【帝政様式で活躍した工房】

セーヴルシュルシェールダルト兄弟ナストなど


フランク革命とアンティーク

フランス革命により貴族社会は大きな変革があり、それに伴い多くの工芸品が失われた。イギリスに比べるとフランスの18世紀のアンティークが少ないのはこの影響が多いといわれている。


当店の帝政様式・新古典主義の商品をご覧ください。 →  帝政様式・新古典主義のアンティーク



【参考文献】

『フランス王家3人の貴婦人の物語展』(TBS、2001年)

『Porcelain of Paris 1770-1850』(Walker and company、1972年)

『Les poinçons français d'Or, d'Argent et de Platine de 1275 à nos jours』(VIAL)

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