ダービー窯【イギリス】金彩スロップボウル　1800年初

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英国ダービー窯のスロップボウルです。

Detail

イギリスアンティーク、ダービーのボウルです。

ピンク色と金彩を手描きで描かれた鮮やかなスロップボウルです。このようなデザインはフランスのスタイルで、当時はセーヴルやパリの窯が流行し、それに伴いイギリスでもパリスタイルの装飾が多く製造されました。
スロップボウルとは、紅茶を入れる前にカップに入った飲んでいない冷えた紅茶やそこに残った茶葉などを移すボウルです。現代ではティーポットなどを温めておくお湯などを移す際に使用されます。

【ダービー窯 / Derby】
1740年代アンドリュー・プランシェがダービーにて制作ははじめ、1756年にジョン・ヒース、ウィリアム・ドゥーズベリが加わりダービー社が設立された。ウィリアム・ドゥーズベリは優れた才能を発揮し、高品質の食器を製造、チェルシー窯の買収（チェルシー・ダービー）、ボウ窯の買収などで事業を成功させ、国王ジョージ3世に認められ「クラウン・ダービー」と名乗った。1786年にドゥーズベリは死去し、ドゥーズベリ2世が継いだ。ドゥーズベリ2世も優れた経営者で良質な作品を製造した。1797年にドゥーズベリ2世は死去、その後はマイケル・キーンやドゥーズベリ3世などが経営したのち、1815年ドゥーズベリ家は経営から退き、ロバート・ブルアによって経営された。ブルアは伊万里焼の文様を取り入れ、会社を成長させたが、1848年に閉鎖された。しかし、残された職人たちは工房をダービーのキング・ストリートにて続けていた。1874年、ウースター社の株主の一部が新たな磁器会社設立のため、ウースター株を売却した。そしてダービーに注目をし、1876年新会社を設立した。これによりキング・ストリートの工房と新会社の２派が併存することとなった（1935年に統合）。1890年、ヴィクトリア女王より王室御用達として認められ、「ロイヤル・クラウン・ダービー」と名乗り、現在まで続く。

年代	1806年～1820年頃
刻印	あり
状態	良好（側面の黒点は焼成時によるもの）
サイズ	直径　16.5㎝　高さ　8.8㎝

※状態についてはコンディション（商品状態）についてをご覧ください。

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